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[53750] 『独り』
静かな街の音
色鮮やかなネオン
息を切らしながら赤い点滅信号を通り過ぎ
穏やかな海の見える丘まで来た
昨日君に告げられた『さよなら』が今日になって聞こえてきた
今まで君に言えなかった嘘や本当
今後悔して涙に換える
降りだした雨の中
空を見上げ独りぼっちを思い知る
いつも一緒にいてくれた君はもう
違う人の胸に抱かれ優しい風に包まれているのか
君がいない『独りきりの道』を重い足を引きずりながら今歩きだした
2005/10/29
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