〜merry christmas mr.lawrence〜

一枚のドーナツから鳴その音は
ちょっと悲しげな愛の謠

小さな夢があった
そのために折った枝もあった

生きる路はいつも二者択一何かを失い 何かを獲る

一人で識る喜びよりも 二人でわかつ悲しみ

守りたいもの
幸せにしたい人達
無知無能を知らず　自分の力や若さに過信した

気付けば10年の月日が流れ
枯れはてた井戸　砂漠の大地

そこに　種を蒔く人が現れた
砂漠の砂地に水を撒く
言葉と気持ちの水をまく
熱く強く優しく　時に厳しく包み込む
いつしか
折れた心に一筋の光
全てを委ね　全信頼をよせ　再び夢を見た

"You are precious to me"
"I love you more than you do"

照れ隠しの言葉遊び

それでもそれでも私にとっては"約束と誓い"

もうこれが今生での最期と涙した

コップの水は一杯になり表面張力
溢れかえる力を抑え　縁ギリギリをいったりきたり
満たされた
笑った
此処が何処だろうと　今が何時だろうと…

観た景色　会った人　聴いた音　全てが幸せの音を奏でた

記憶が宝箱になり　言葉は宝になり　気持ちは未来に馳せた

繋手は離す事無く未来永劫死が二人を別つ迄



繋いだ手を放たれた時"絶望"をみた
水いっぱいのグラスを床に叩きつけられた時
すくえるはずのない水を手で掻き集めた

『覆水盆に返らず』


愛の謠は　今も耳奧で流れる

後悔と悲しみとはかなさと切なさを引きつれて

これ以上はない

何度も思う

これ以上はない