ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.6000-6999 > No.6301「お母さん」

過去ログ  〜 過去ログ No.6301 の表示 〜


[6301] お母さん
詩人:流☆群 [投票][編集]


お母さん

しわが増えましたね

髪も少し白くなったのではありませんか?

いつも苦労かけてごめんなさい

その小さな背中で

どんな大きなものを背負ってここまで歩いてきたか…

感謝してもしきれません

いつだって笑顔をくれてありがとう

ちゃんと叱ってくれてありがとう




だなんて、

照れくさくて

とてもじゃないけど言えません

まだそこまで大人になれてません


でもいつか

私が大人になったなら

そのときは伝えます

そしたらあなたは照れるでしょうか



小さい背中

白髪交じりの髪

かさかさの手

あったかい笑顔

あたしが今まで見てきた何よりも綺麗で

何よりもかっこいい


お母さん

あなたの小さな背中に

まだあと少しだけ

甘えていいですか?

寄っかかってもいいですか?


いつか

その小さな背中を

支えれるくらいの大人になるから

あなたほど‘大きな’人間にはなれないかもしれないけど

あなたの子ですもん

それに恥じないくらいの人間にはならないとね


その時は

今度はあなたが甘える番ですよ

お母さん

2003/11/30

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -