| 詩人:花 | [投票][編集] |
初めて見た花火は
日本一の花火
雨空に映える
この夏最後の大輪の花
ずぶ濡れになりながら
手を繋いで
この胸に焼き付けた
涙と雨が入り交じり
それでも愛しい君の手を
離せず 強く強く握り締めた
二度目の花火は
翌年の強風の中
隣にはまだ君がいた
ぱっと消える花火に
僕は沢山のお願いをしたんだよ
この日もやっぱり寒くて
君に寄り添って
お互いの体温を分かち合ったね
三度目の花火は
君はいなかった
悲しみの中で恋をして
一つ一つをクリアして
思い出だけ残して
別の誰かと見た花火は
何だか味気なかった
僕は 今もあの場所で
君と観た 花火が
人生で 一番綺麗でハカナイものなんだ