過去ログ
〜 過去ログ No.6701 の表示 〜
[6701] 『〜伝ふ〜』
青空に浮かぶ
白と光と影
白と青の陰影が
眩しくて
瞳の奥に貫いて
記憶を揺さぶる
―唄いたい―
空の唄を…
高く果てなく自らが宇宙
風の唄を…
遠く果てなく飛んでゆけ
海の唄を…
広く包み込む心を抱き
砂の唄を…
囁きながら大いなる協調を生む
遥か彼方より
全景眺めしも
未だ嘗て捉えられることなし
目を閉じて
心傾ければ
ただ頬を伝ふ涙に
そっと呟く唄に
聴こえるものなく
ただ伝ふは涙ばかり
2003/12/16
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -