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[69081] 《─時の砂─》
ここと
あそこを
線で繋いで
目を閉じて歩いてゆく
何かに脅えつつ
落ちてゆくことを恐れ
渡ってゆく
決して落ちることなどないのに
僕の小さなポケットから
少しずつ溢れ落ちる
時の砂
どんな時でも変わらずに
そこにある命のように
確かに溢れてゆく
振り向けば
ほら
僕の誇り
一つ一つ手にとれば
ほら
僕の苦悩
だからこうして
今
ここに
僕がある
そう
前を向こう
ほら
僕だけの道
2006/03/13
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