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[69258] 
詩人:ペパーミントあい [投票][編集]

《糸》

約束をした
自分の心と
もう例え何があっても
放さないからと

夕暮れの夕陽が
窓を染めていく
明日が近づいてくる
あなたに会える日

一糸まとわずに
何も感じないこの躰に
いつかは触れて欲しいと
願う

行きたくない
今日もまた汚されるから

あなたを探す
瞼の裏で
暗がりの中で
必死で想像しても
あなたが欲しいと叫んでも
リアルな現実は
確かに私を買った顔

服を脱ぐ
一糸まとわぬ
この躰

どこへ行く……?


2006/03/15

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