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[69363] 春‐終わりと始まり‐
春を呼ぶ小鳥の声
のんきに浮かぶ雲は
冬に手を振った
ピンクのチューリップを揺らしたのは
春の風
僕を揺らしたのは
別れの言葉
色付く木々は
終わりの意味でもあった
1年前に見た桜の木
今年もまた魅せてくれる
満開の花と
去年と違うのは
確かに時を経た実感
風に舞う花弁は
切なさを隠しきれずに
僕の涙も隠しきれずに
ありがとう
心の中で何度も呟きながら
ただ春を暖かく
ただ春を感じます
2006/03/16
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