詩人:琉維 | [投票][編集] |
思考回路、繋ぐ
プラグが緩み、
瞼の奥が
濡れて、
視界が歪む。
酷く
生ヌルイ汗が
額に滲んで。
ふわっと、
揺られながら
口に流し込むは
記憶の薬。
見えない過去を
下らない明日を
引き裂くかの如く
口に流し込み、
惜しげもなく
塗り潰す
闇が深く
霧が広がる
窓一面。
探すは貴方の
青白の影。
其処に居ますか?
声を聴かせて下さい。
手を握って下さい
眠れない夜は
あたしの隣で子守歌を
出来れば小さく
真っ暗な部屋で
緩み、飛ぶ
暖かい温もり
声 記憶
どうしょうない夜には
隣で優しく
抱きしめて
頬に軽く口吻を
貴 方 は
其 処 に
居 ま す か
壊れたあたしを
優しく包み
泣きつかれた
あたしを
抱きしめてくれる
貴 方 は
其 処 に 居 ま すか