詩人:花房優希 | [投票][編集] |
アンタの声を覚えてしまう前に
アンタの声が染み付いてしまう前に
アンタの声を、忘れてしまえる内に
どこか、とおくへ、逃げてしまいたい
こんな、月夜の暁に
つれてって
誰か、さらってよ
痛みを知らない夢の世界へ
天国行きの切符なら持ってるから
だからどうか迎えに来て
最後まで意地悪く足掻こうとする私を
今宵も貴方の腕の中で列車が来るのを待ってるの
ねえ
嘆きなんて要らないからさ
とっておきの喘ぎを与えて
こ の 息 が と ま る く ら い に 。
目を瞑れば3・2・1
とっておきの天国に御招待