月は雲に隠れて風の音と時間だけが流れて繋いだ思いはたやすく解れてこの足元さえ見失う人の弱さを知り自らの奢りを思い知る見ていたのはいつも足元つまりは俯き顔繋がる道さえ踏み外しそうになり道ばたの名無し草に救われて人の小ささを知り人の弱さを知り自らの奢りと知り自らの位置を知る見つけたのは自分自身いつかの景色見渡してみると進んだ距離を知り風の色を見鮮やかさを知り感情を覚える見つけたのは行き先気づいたのは夜が明けた事空の広さを知る
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