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[77802] ピュアザウルス
詩人:アル [投票][編集]


食欲に焼かれて
胃の中の小石で
すりつぶし
無理に消化した
欲望は
愛へと昇華した

肉食に倦んで
搦ませ合った指から
柔らかく
温かな脈動が
伝わってくる

手のひらに
汗までかいて

血が通ったね
今ぼくらに


夕焼けで
マグマ色に染まった
草食獣の2頭の影が
大地に長く伸びている
そのシルエットは
いつまでも
そこにあり
1ミリも
動かなかった
まるで
化石になったように

2006/06/14

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