ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.78000-78999 > No.78066「【26】(飛砂より)」

過去ログ  〜 過去ログ No.78066 の表示 〜


[78066] 【26】(飛砂より)
詩人:松尾 優月 [投票][編集]


仕事の帰り支度
地下室の
季節感のない世界から
開放され
冷えた空気を
吸い込む毎晩の流れ

冬の感じ…
星が綺麗

幼い頃
あれが冬の大三角
あれがオリオン座
親父に
教えられたな

すっかり大人になり
でも
何を大人と呼ぶか…

今日もまた
煙草をくわえ込み
車を走らせ
家庭を持つ私は
父親として
家に帰る

2006/06/17

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -