世界が逆さまのうちに飾られた花を捨て私を縁取る薄い光に目を細め闇に溶け込んだ自分の影を踏み出す一歩で引っ張り出す目蓋の裏こっそり忍び寄る説明の無い涙には眼球を潤す為と理由を与え明暗を分かつ裂け目が出来る前に河川に沿って出会いに行くだからポッケから溢れるほどのアメはいらない
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