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[78099] 
詩人:凪都 [投票][編集]

世界が
逆さまのうちに
飾られた花を捨て
私を縁取る
薄い光に目を細め
闇に溶け込んだ
自分の影を
踏み出す一歩で
引っ張り出す

目蓋の裏
こっそり忍び寄る
説明の無い涙には
眼球を潤す為と
理由を与え

明暗を分かつ
裂け目が出来る前に
河川に沿って
出会いに行く

だから
ポッケから
溢れるほどの
アメはいらない

2006/06/18

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