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[78340] 独立の朝
詩人:フィリップ [投票][編集]

どこかふらついた足取りで

それでも道は一つしかなくて

進もうと決意した時には
既に君の姿はなかった

毎朝のあの時間が
とても愛しかった

待っても君は来ないの

実は諦め
わかりきっているのに

また電車の中で君の席を
カバンを退かして作ってる

たった独りの空間に

ほのかに
君の甘い臭いがした

2006/06/20

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