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[7925] あのときあなたがいてくれたら
詩人:ℒisa [投票][編集]

バスタブに浮かぶ
泡の数だけ
傷付いてしまいたい
ハートの形をした浴槽に愛はなかった
裏切る事のない確かな紙切れを
毎晩三枚浮かべた
使い道なんかどうでもよかった


焦げ付いた
試験管の数だけ
堕落すればいい
何を話したのか
何を見たのか
いつ寝たのか何を食べたのか
そんなのどうでもいいと思っていた


携帯電話を公園のトイレに投げ捨てた夜
これで薄っぺらなくだらない友情とも
つまらいお説教とも
詐欺紛いの同情とも
お別れできるんじゃないかって泣いて歩いた


あのときあなたがいてくれたらね

2004/01/29

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