ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.80000-80999 > No.80366「銀狼。」

過去ログ  〜 過去ログ No.80366 の表示 〜


[80366] 銀狼。
詩人:猫の影 [投票][編集]

銀色のとても凛々しいその狼は

差し伸べられる手すべてを食いちぎってきた。

でもそれは彼が単に狂暴だからじゃない、

その手に怯えてるわけでもない。



彼は孤高なのだ。

彼は気高い。



薄汚い人間の手など

寄り付けるようなことはありはしない。


彼は孤独で、

彼は美しい。


彼は今日も薄汚れた世界を見下ろして、こういうだろう。








「貴様らは間違ってる。」

2006/07/09

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -