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[81956] 迷子
詩人:和泉 [投票][編集]

雑踏の中
確かに私はいる
右にいたあの子は
遠くで さようなら と
静かに手を振り
左にいたあの子は
いつの間にか座り込み
振り返れば遥か後ろにいた

雑踏の中
それでも道はあって
矢印だってある
数多く散らばって

雑踏の中
誰かの足を踏まぬよう
誰かにぶつからぬよう
気を付けてはいるものの
限界はあって

脱げた靴は
確かお気に入りだったはず

2006/07/24

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