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[82036] 不思議な・・・
詩人:樂水楼 [投票][編集]

静かな森の中に
不香の華が
天空より舞い降りる頃

森の小さな喫茶店
窓辺より漂う薫りは、
その華を彩るように
甘く芳しく優しい香りが
森を満たし往く・・・

暖炉の前に用意された
小さなテーブル・・・

その上には、
暖かなダーシリンと
甘い薫りを放つ
お菓子を貴女の為に・・・
窓辺に零れる
優しいく軟らかな
木々の漏れ日

温もりを伝える
微笑みに包まれながら

貴女の為に用意された
瞬きにも似た一刻の
安らぎ・・・

カウンターの上
サイフォンの奏でる
旋律は、春の調べ


それは、約束された
貴女の未来・・・

風の精霊の囁き
それは、あなたの訪れを
いつも心待ちに・・・


森の奥に在る
不思議な熊の喫茶店

貴女が思い出す頃

いつもの場所に・・・。

2006/07/25

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