| 詩人:はちざえもん | [投票][編集] |
ぽつぽつと
語り始める彼の言葉
異国の言葉と流れるワルツ
旋律は静かに調和する
ナショナリズムにみる支配と
エスノセントリズムにみる自立の果て
一から七までを内包した
北西の内乱地帯
彼の言葉には
和平へ祈りと民族主義とが混在する
「未だ終わってはいない。」
彼は僅かに俯いた
答えのない解決策を巡る
晴れぬ思いを引きずる街路樹の道
まるで不釣合いな青い空
またこの場所は、短い夏を迎える
内部に抱えた傷跡は癒えぬまま
俺に出来ることは何もない
無知を恥じ、無力を悟る 戦跡の街衢