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[83038] 打ち上げ花火
空に広がる芸術に
目奪われて
一瞬の映像を
しっかりと焼き付ける
豪華な音と光に
消えたその時
苦しい程の寂しさを覚えた
涙流れるのは
今が大切だからなのか
今が必ず過ぎ去ることを
僕らいつの間にか
知ってしまったからか
変わらないでいよう
強く願うけれど
花火の音に負けない程に
笑い声は響いていたけれど
止まらない時を知ってる
打ち上がる花火よりも
淡い希望はぼんやりと
下弦の月を
川の流れに映した
2006/08/26
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