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[83050] 焦燥感
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蛇口から落ちる雫の
水面(みなも)に広がる波紋のように

心中騒々と音を奏でる

笑っても笑っても
メーターはFULLにならなくて

早くグラスの水を捨てなきゃ…新しい水を注げない

増えるのは 白紙のページだけで
埋まるのは その日までの時間だけで

満たされないのは 我儘な気持ちなのだろう

グラスの氷をクルクル指で掻き混ぜたなら

溶ける音がした
涼しくも淋しいだけの
音がしたんだ


早く グラスの水を捨てなきゃ…

新しい水が注げない

2006/08/06

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