詩人:soul | [投票][編集] |
感情を無くして
一度死んで温もりを知ったのは十分前
そこに意味は無くとも
ここに意義は無くとも
時は流れていた
故に常に変わり往くモノはあると
気づいたのは五分前
下世話な感情論はいらん
下らん正義感は僕には似合わん
何となく位がちょうど良く回る
感覚を無くして
もう一度
そこに意味は無くとも
ここに意義は無くとも
徒然の定義であると
それぞれの視点であると
つまりは
常に仮定し続ければ
見えるモノもあると
気づいたのは五分前
無色透明の中
淀んだ感情を掬い上げ
浮かんだ感覚を拾い集めたら
もう一度
全部無くしたら
もう一度
それに意味はあると
これに意義はあると
気づいたのも
ちょうど五分前