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[8425] 『蝋燭』
詩人:ℒisa [投票][編集]

砂を掴む様に
手の内に残る幸せは
些細なもので良い
其の儚さが好い
でなければ大切に等
出来る筈が無い


悲しみは
手の平に降りた
雪の様なもの
冷たさは一瞬で
後は直ぐに消えて終う
積もった悲しみにも
必ず光が刺すだろう


苦しみは愛おしい
雨上がりの虹
試練で在るからこそ
掛け替えの無い痛み

受け入れられなくてもかまわない
背を向けるのもかまわない

人なんだから

2004/02/07

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