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[84660] 金糸雀
歌を忘れた金糸雀
詩を忘れた私
金糸雀は籠に
私は街に
ある時私は
はやしたてる人たち
に質問をした
金糸雀は
何のために
存在している
のですかと
もし歌を歌うこと
ならば
彼女は金糸雀なのかと
私の問いに
誰もが笑い
去っていく
私はただ
金糸雀に
聞いてみたかった
君は
声を無くしたの
歌いたくないの
君は
金糸雀なの
君にとって
歌はどんなものと
聞いてみたかったんだ
2006/09/08
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