詩人:番犬 | [投票][編集] |
モグラの顔なんざ知らないぜ
やつら太陽が嫌いなんだ
怯えて暮らしちまってる
地下世界に閉じこもって
泣いてしまう事もないけれど
笑い泣きする事もないぜ
喉が張り裂け血を吐くぐらいに
ちくしょうって叫んでみろよ
ピースメーカーを片手に
不誠実なLOVE AND PEACE AND UNITY
狂っちまった案内人に
ついてく無言のモグラども
ミサイルの数で豊さが分かるぜ
詰め込まれたプルトニウムとか
ゆっくり裏切りを続けていこうや
どうせ神様なんて信じちゃいないだろ
隣人を叩いて幸せになれるなら
いくらでもブチのめしてやるのさ
地下鉄やトンネルの奥深い場所で
注射針と白い粉が友達
干支を一巡りしたばかりの
女の子の腹は膨れてるんだが
やせ細って枯れ枝の天使さ
笑いごとじゃないぜモグラども
土を掘っては埋めるような労働で
毎日を過ごしちゃダメなのさ
ケーブルをつないで外界とリンク
ブラウン管から得た屁理屈で
この世界の真実が見えると思うなよ
ピースメーカーを奪って
弾丸全てを神様に返してやれ
その上で笑って吐き捨ててやるんだ
お前なんかいらないよってな
モグラの顔なんざ知らないぜ
穴ぐらから飛び出て挨拶しなよ
その分だけ天国は近くなるぜ