詩人:ハト | [投票][編集] |
畔を埋めるのは彼岸花
飛び交うのはアキアカネ
君を染めるのは夕焼け
いや、私だろ
彼岸花燃やし尽したら
ねぇ、私たち
ひとつの影になれる?
くるくると回りながら
溶けていくよ
君は紅茶の香り
私はミルクがいい
君に溶けていきたい
溶けて生きたい
クタバレと立てた中指
間違えて留まったよアキアカネ
このユビ留まれは
サヨナラの合図
君はステキに憎らしい
君を染めるのは夕焼け
君を染めるのは夕焼け
畔を埋めるのは彼岸花
摘んで帰ると火事になるよ
秋は燃えている
君が燃やしている
私は燃やされている
君に燃やされている