過去ログ
〜 過去ログ No.87966 の表示 〜
[87966] あの日泣いていたのは
眠りから覚めると
窓の外には白い海が
ぼんやり広がっていた
胎動にも似た、
列車の揺れと
くぐもった、アナウンス
思わず、瞼を閉じるその奥
夢の残像。
君の言葉は瞬く間に
消えてしまったのに
あの日のヴィジョンが
いつまでも
あたしの眠りを妨げる
泣きたくなったら、おいで
と君は言った、けれど
泣けなくなったら
どうすれば、いい?
冬の海が好きだと笑った
そんな横顔ばかりを
ふいに思い出す、夕刻
2006/10/21
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -