ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.88000-88999 > No.88242「ごう ごう」

過去ログ  〜 過去ログ No.88242 の表示 〜


[88242] ごう ごう
詩人:阿修羅 [投票][編集]

ちょこん、と座った窓辺


みしみし、音立てる何か




優しささえ、見当らなくなった





全て、闇へと消えて





儚かったのね



どうしてこうも




強くなれなかったかな





透明なカーテンはふわふわ




あたしの頬を撫でるけれど






どうして届かないの、って




なんども、なんども




泣いたっけ






どこからか口ずさみ始める




メロディーは



あたしをよわくさせるけど






いつだって



負けないでいなきゃ






貴方へ、届きますように

2006/10/26

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -