ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.89000-89999 > No.89402「初雪」

過去ログ  〜 過去ログ No.89402 の表示 〜


[89402] 初雪
詩人: [投票][編集]



しんしん と
初雪が降る日でした






外気が凍てつくように
冷たくて
白い息が 肺に刺さる

そんな日でした



見上げれば
一点から
広がるように ボタ雪が

街往く人の 肩や頭に
降り注ぐ

合間を縫うように
アスファルトに落ちてきて
すーっと
溶けてなくなるのです




深 深 と
雪だけが 飽きる事無く
降り続く

人波に逆らって
歩いてみても

秋はもう何処にもいなくて
春はまだずっと先で

夏には全然追い付けなくて




深 沁 と
初雪が降る 日でした

歓声と共に
モミの木に 光が灯る夜でした


肩に頭に降り積もった雪が貴方との距離を

永遠に別にした日でした


2006/11/13

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -