今日も一人布団のなかただ眠れず何もしない。イライラ我慢の限界だ右手に持つ剃刀。今日も気が済むまで切り刻んでやろう。一瞬あたしの服についた残り香があなたを思い出す。剃刀を投げ捨てあなたに電話した。『大丈夫だよ』その声が安眠剤。電話越しに浮かぶあなたの笑顔が安眠剤。服についたあなたの残り香が安眠剤。あなたがあたしを眠らせてくれる。あたしのあなたへの気持ちが止めさせる。今日はぐっすり寝れそうだ
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