いつも通りの朝はちょっと曇った空ばかりいつだって太陽は気まぐれにしか昇らないいつも通りの通学路は色んな物が散らばってるそれは小石でもあり欠けた硝子のビーダマやとにかくそういう色褪せた想い出のようなものいつも通りの電車の中でいつもとは違う君がいたその時僕は何かわからないような大きな嫉妬をしたこと多分 覚えているのは世界の中で僕だけ時代が新しくなっていく夕日の中に止まった僕と君の鼓動の音が今この瞬間に新たな産声をあげた
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