| 詩人:松尾 優月 | [投票][編集] |
朽ち枝をひらって、描く。ゆくり、つないで、ゆさりまわる息吹蹴り飛ばす、夜遅くの広場に駆け回る影と記憶たち。
一本のまわり、丸いベンチを踏み外してはいけない約束ごとを、言い聞かせるよ。
遊具にぶら下がると、物干して、着地するまでの脱水という涙、つくまでのゆらゆらが、思いだし笑いに、かわる。
風が、つめったいよ。いたい。
鎮座したい、踏み固められている場所でも、あたたかいから待ち合わせたい。
枯れ季節に雨のにおい。
描き出しは湿り、描ききる、は。
綺麗な夕日。という、記憶。通り過ぎる人の発した言葉。それに、ふりかえるように、したのだけれど。
もっと綺麗を、しっている。
あの、
ゆびきり。
ゆびきり。のち、酷い剥がされる、の痛み。
音をたてないで、掠う。