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[91464] 掠う
詩人:松尾 優月 [投票][編集]

朽ち枝をひらって、描く。ゆくり、つないで、ゆさりまわる息吹蹴り飛ばす、夜遅くの広場に駆け回る影と記憶たち。

一本のまわり、丸いベンチを踏み外してはいけない約束ごとを、言い聞かせるよ。

遊具にぶら下がると、物干して、着地するまでの脱水という涙、つくまでのゆらゆらが、思いだし笑いに、かわる。

風が、つめったいよ。いたい。
鎮座したい、踏み固められている場所でも、あたたかいから待ち合わせたい。

枯れ季節に雨のにおい。

描き出しは湿り、描ききる、は。

綺麗な夕日。という、記憶。通り過ぎる人の発した言葉。それに、ふりかえるように、したのだけれど。

もっと綺麗を、しっている。

あの、
ゆびきり。
ゆびきり。のち、酷い剥がされる、の痛み。

音をたてないで、掠う。

2006/12/16

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