| 詩人:花 | [投票][編集] |
平面だったピラピラの紙に鉛筆で描いて伝えた
『愛してる』
今にも消えそうな
風に飛ばされそうな
チンケな言葉だと思った
2年たった今
探している
紙に書く言葉じゃなく
飛ばない消えない気持ち
知ってるよ
幾ら油性マジックで書いたって
何度言葉で伝えたって
受け取る君が
いらないなら
すべては 真っさらな紙のままだから
伝えたい思いも
言葉も
崩れていく砂の城のようなものだから
『愛してる』
あの日 君が耳元で囁いた言葉は
心の中に巣くったまま
同じ言葉でも
同じ気持でも
やっぱり君以外の人から言われても
今にも消えそうな
風に飛ばされそうな
チンケな言葉だと思った
愛してる
言葉なんて
どんな思いを詰めたって
無意味なんだよ
いつだって
最上級になりえるのは
言葉じゃなく 気持ちであり心
愛してる
それでも言葉にしがみつくのは
見えない形を具現化したいから
受け取ってほしい君が
もう いらない と言うのなら
この先の言葉は
やっぱりチンケな言葉になってしまう
愛していた
最後の君の言葉も
心の中に巣くったまま
どんな言葉よりも 青く染まる