詩人:Tommy | [投票][編集] |
いったいどこに向かうんだろう。
誰かが僕を裏切らない。
女の子がクリームの乗った何かを食べていた。
誰かが死んで、誰かが生まれた。
その子には名前がついた。
その日その人の名前が残った。
ラジオでとても綺麗な曲をきいた。
でも僕には痛々しくて泣いてるようにきこえて
僕はたまらなくて、
耳鳴りをならして、
その声を消した。
誰かと見つめ合うということは、
誰かを無視するということ。
ぬりつぶれた隣の犬の目が、じっとこっちを見てた。
ぜんぶ自己満足だと
線路の石が跳ねた。
ロウソクから溶け落ちたロウが、
舞い上がって雪になった。
まちがって、
無くなって、
落ち込んで、
また何かを貰う。
隣の犬がクスッと笑う。
女の子が何かクリームの乗ったものを食べた。
電信柱がグニャっと折れて、
朝五時半に烏が舞った。