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[92041] なきべそ
詩人:Tommy [投票][編集]

いったいどこに向かうんだろう。

誰かが僕を裏切らない。


女の子がクリームの乗った何かを食べていた。


誰かが死んで、誰かが生まれた。


その子には名前がついた。


その日その人の名前が残った。


ラジオでとても綺麗な曲をきいた。

でも僕には痛々しくて泣いてるようにきこえて

僕はたまらなくて、
耳鳴りをならして、
その声を消した。


誰かと見つめ合うということは、

誰かを無視するということ。


ぬりつぶれた隣の犬の目が、じっとこっちを見てた。


ぜんぶ自己満足だと
線路の石が跳ねた。


ロウソクから溶け落ちたロウが、

舞い上がって雪になった。


まちがって、
無くなって、
落ち込んで、
また何かを貰う。


隣の犬がクスッと笑う。

女の子が何かクリームの乗ったものを食べた。


電信柱がグニャっと折れて、

朝五時半に烏が舞った。


2006/12/24

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