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[93214] 孤独虫。
詩人:クジラ [投票][編集]

私は本当の孤独を知らない

もはや気付いてしまった

怯えているのはあの人の影にではなく

ひとりを実感してしまうこと

もともとひとりだったというのに

いつからこんなにも弱虫に

ひとりはイヤ
ひとりは嫌い
だからそばにいてほしかった
離れないでいてほしかった
ひとりぼっちには変わりないのに



別にいなくてもいい
いなくても生きていける
だけどいた方がきっと楽しいから
そんなひとりぼっちがふたり
寄り添って生きていけたら
寄り添って生きていけたら

2007/01/10

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