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[93377] 世界の終わりに想うこと
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


時が許すなら
僕はこのまま君と
世界の終わりを静かに見届けよう
君の寂しげな横顔を瞳に映し
崩れ行く世界をただ無表情で眺めてる

世界の終わりに想うこと
こんな時人間の無力さが露わにされる
非力な自分の羞恥さで押しつぶされそうなほど
泣きたいのに
君を悲しませまいと必死で涙を堪えてる
僕らにはもう明日がないことを
悲しむ時間すらもないようだ
もうじき世界は終わりを迎える。

2007/01/11

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