詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕たちは止まることのない時間の中で
いつの日か終わりを迎えるだろう
この世に生まれはじめてそれを知った瞬間僕の中で世界は違った姿を見せ始めていた
人が生まれ
そして死ぬ
そんな摂理の世界
どんなことをしても止められない運命
その中で僕らは
巡り会う誰かと恋に落ち
永遠を誓うんだろう
でも、
それはまだ先の話
だが、
あっという間に時は過ぎる
だから、
そう先の話でもない
だとしたら、
僕は運命に逆らえる力がない
非力な人間なのか
そんなことを
いま考えていた
ずっと ずっと
夢を見るよりも長く考えていた。