ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.9000-9999 > No.9453「桜並木に思う」

過去ログ  〜 過去ログ No.9453 の表示 〜


[9453] 桜並木に思う
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

川沿いの桜の並木道は
季節ごとに 姿を変える
それを 幾度 過ぎてきたであろう
そこを 幾度 通り過ぎたであろう
きみと

ついこの間までは 
白い雪道だったりもした
この道

桜の木に
つぼみを見つけた、と 嬉しそうに
いちいち 報告してきたきみを
実は
とても とても
好きだったのだ と

今となっては 
きみに 報告するすべもない


2004/03/04

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -