詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
夢はすべて夢でした
幻想はすべて幻想でしかありません
夢はすべて夢でした
目覚めてみれば
大きな豪邸もおいしそうなディナーもそこにはありませんでした
夢はすべて夢でした
幻想はすべて幻想でしかありません
夢はすべて夢でした
延々と続く暗闇の先に死んだはずの母が手招きしています
私は迷うこともなく母の元へ歩いていくのです
そしてやっと近づいてきたと思った矢先母はいつの間にか消えていました
夢はすべて夢でした
私にとって夢は悪夢の始まりでした
夢は所詮現実を越えられません
夢はだだの幻でした
叶うことなく憧れのまま
幻になりました
眠りから覚めれば
もうそこは現実でした
いつもの退屈な世界でした
あなたのいない世界でした
それは すべて
私が創った妄想の世界でしかありませんでした。