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[96170] 平日午前零時
詩人:はちざえもん [投票][編集]

妙なコード進行で酔いを醒まされた夜
真ん丸い月が覗いてる 今は誰も気が付かないけど

通り過ぎる人の群れは無表情
俺の下手糞な歌は少し迷惑

ちょっとした悪意に触れただけで、人間すべて知ったような気になった馬鹿
そんな僕が見上げる空は星の見えない 淀んだ街に白く舞う息

コンビニ寄って弁当買おう、明日はバイトだ
フルセットなストラトでもって歌を歌いたい

真ん丸い月が街を覗いてる 何も見えないだろ?
主食のインスタント 立ち上る湯気すら愛おしい


未だ以って下らない夢を見ている 笑えるようで笑えない平日午前零時

2007/02/12

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