詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
出会いと別れを繰り返して
人は成長していく
僕も君もそしてテレビの有名人も噂の歌手も
みんなみんな子供だったのさ
いろんな事を経験して
いろんな事に涙しながら
大人になるのさ
良くも悪くも
大人になるのさ
誰かを思う気持ちが届けばいいと
想う今が一番ステキなときなんです
誰かを憎む気持ちが愛に変わればいいと
願う気持ちが一番大切なんです
ただそれだけで私の心は不思議と優しさで満たされていく
そしていつか大人になったとき
僕は気づくのです
あの日の気持ちをずっと持ち続けようと
忘れまいともう一度あの気持ちを抱きしめるんです
甘い甘い砂糖みたいだった恋が
苦みの混じったコーヒーみたいな恋へ
いつの間にか変わっているのは
僕が大人になったって証拠なんです
コーヒーを砂糖とミルクなしで飲めるようになった
僕は立派な大人なんです
誰かに人見知りをしなくなったのは
君にお世辞をうまく言えるようになったのは
もう僕が大人になった確かな証なんです
そして誰かを愛おしく想うこの気持ちは
あのころから変わらぬ子供だったっていう証でもあるんです。