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[98304] 夕陽の街で
詩人:あぃこ [投票][編集]

はじめてのドライブ
助手席に乗り込む

陽の光がするするすべる国道

一足先に初心者マークつけた君の

まぶしそうに細める瞳
今までより少し大人びた横顔を盗み見る


まるで知らない人みたいで

車はどこに向かっていくのか
分からなくて

あたしには到底,分からなくて


゛あたしを置いていかないで"


気づいたら君の袖にぎってた


君は
またドライブにいこうねって
あたしの手に手を重ねた

信号待ちの時間
いつもの温かさに涙溢れる


青になった信号

車は今
きらきらした未来に向かって走っている

2007/03/15

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