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[98449] 夢の後
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花火大会の翌朝は
何となく 空が遠かった…





過ぎ行く 昨日に
いつも心引きずられ
眩しく見える あの日に
いつも心捕われて
今日という日が
いつも 淋しくなる


笑い声が谺する

温もりが擦り抜けていく

色が褪せていく

汗が乾いていく



昨日までは
明らかに夏だった





花火大会の翌朝は
何となく空が遠かった

地球がほんの少し傾いてたよ
今日から
秋なんだって
遠い青空に教えてもらった




君と別れた翌朝は
何となく空が遠かった
冷たい朝露が
夏の終りを 告げていたよ

青い空に
白い月が
浮かんでいたんだ

2007/03/18

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