詩人:はちざえもん | [投票][編集] |
消えかけの火を、吹き消して行こう
あの場所ならきっと、何か思い出せそうな気がする
姉の嘆き悲しむ声はもう聞こえない
何もない道の最中 右手に廃墟が見えてきた
置き忘れた何かが見つからない
道は続く 砂丘へと続く 道は続く
手を振るピエロの楽団を無視して更に進めよう
やがて辿り着いた緑の森
木漏れ日の差し込む部屋だと理解した
海へと続く回廊を下る
やがて海に辿り着いたなら
それが天国への階段だと理解する
砂浜は群青色 暗闇へと続く海の回廊を下る
道は続く 道は続く 暗い海底へと続く
天国への階段は続いていく