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[99060] はるかな故郷
詩人:はちざえもん [投票][編集]

おどけた人形は踊る 独り 陽気に唄など歌ってみせる
照る陽を森が遮って 歩く終わる季節の灯火よ
日曜日にはただただ陽気に踊ってみよう
はるかな故郷は森の果て

気狂い人形は踊る 独り おどけたふりして陽気に踊る
風は吹く 北から南へ その内 西へ
月曜日は陽気な唄など歌ってみよう
はるかな故郷は海の果て

取り残された人形 独り 陽気な唄など踊ってみせる
花は散る 秋から冬へ その内 雪が降る
火曜日には陽気におどけて歌っていよう
はるかな故郷は空の果て

忘れ去られた人形踊る 独り おどけたふりして待っている
雪解けはるか 遠き山 息吹返す 春の山
水曜日にはおどけた唄など踊ってみよう
はるかな故郷は山の果て

踊る踊るただただ踊る 独り 孤独におどけてる
雨季過ぎし 夏の気配を 空を見上げて 星が泣く
木曜日にはおどけた化粧で そら踊れ
はるかな故郷は森の中

独り人形は踊る 孤独 おどけて踊る
星空は過ぎて朝が来る 今日も一日陽が照らす
金曜日は陽気に踊っておどけていよう
はるかな故郷は闇の中


踊る踊る 忘れ去られて陽気踊る 独り 孤独に踊る
おどけたふりして おどけて踊る 独り孤独におどけて踊る
はるかな故郷を夢見て踊る 忘れ去られた小屋の中
陽気に踊る おどけて踊る はるかな故郷は夢の中

2007/03/28

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