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[99176] 10月24日
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

丸裸の街路樹が寒そうに春を待つ

作り物の優しさが街を覆い始める時間

信じられる者が多いのは

僕の数少ない自慢の一つ

聞こえていますか?貴方にも



春になったらまた貴方に会いに行こう

少し白髪が増えた後ろ姿に

躊躇いもせずただいまと声をかけたら

貴方は振り向きもせずおかえりと言うのでしょう

いつも貴方の背中にある優しさに

どれ程助けられたでしょう

どんなに早足で生きたって

どんなにゆっくり歩いたって

この距離は変わらないでしょう

だからもう少し

もう少しの間だけ

貴方の背中を

追いかけていたいのです

何時か貴方が杖をつく時

後ろからこっそり貴方を支えられるように

そしてまた

少し白髪が増えた後ろ姿に

躊躇いもせずただいまと声をかけよう

2007/03/29

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