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過去ログ:

[101000] 窓際の席
詩人:青空 [投票][編集]


明らむ夕陽を窓際から眺めていた

午後から始まる授業
窓の外では 番いの雀が
幸せそうだ

もし詞が 届くのなら
僕の気持ち伝わっただろう

静かな教室には
貴女と二人きり

囀り方を 知ったなら
僕の気持ち伝えたい

音に出来ないメッセージ
心で何度も呟いた


赤らむ横顔を朱い夕暮れ
の所為にしていた

午後から始まる授業
二人きりの時間は
幸せだった

別の道を歩んでる
今はもう 離れ離れの心

淋しいと嘆き
を届けてみても
励ましの言葉
は返ってこない

音に出来ないメッセージ
心で何度も呟いていた



2007/04/28 02:39

[101002] 棒の詩人
詩人:激突 [投票][編集]

やさしすぎて
襲えないんだね?
ただ一言
「拷問の日々だよ」と
ねじ曲げられてく
無理矢理な力で
悲鳴は部屋で一人で流す
涙にかき消された

女にはなりたくない
力ずくで自身を奪われて
汚される身になれば
それなのに男の今
気が狂いそうなほど
手も触れ合えぬ身の上
僕の人生そのものが
アウェーなんだよ

只今
独立国家として鎖国中

誰にも会いたくはない
出ていってくれよ
不必要な存在
駅の柱を抱きしめる
あたたかいは知らないよ
冷たいは気持ちいいよ

時が変われば
英雄も変人と成す
この国は彼を排除した
言葉の空を自由自在に
一線から飛んでいたのに
狙撃したのは
きっと更なる悪人たち
そう思わなきゃ
やってらんないよ

愛ってナニ?
好きってナニ?
真顔で聞いてきた
鳥肌をひいてしまったよ
感情も興味も
感じてないらしかった

自分の価値がわからない
人の持つ毒で
生きれば生きるほど
僕は弱っていくんだよと
繊細な言葉を吐く
精神の寿命を気にしてた

出迎えは化け物呼ばわり
僕は個人に
なった事しかなく
いつも
加害者は集団のくせに
人にやさしさなんて
ないんだよ

今日も歩いた
外観重視の町並みを
憧れる人もいないまま
桜並木で突如
もよおしたのは吐き気
やさしさは
破片も残らぬほど
出さなきゃならなかった

思い知った事がある
皆と違ったのは
世界なんかじゃなくて
次元が2ミリずれていて
それできっと
僕が見えなかったんだ
声も聞こえなかったんだ

十数年ぽっち生きて
方程式の証明と
恋だけできなかったよ
自分だって
好きじゃないのに
他人に好意を向ける
神経がわからない

僕がまだ乙女だった頃…

2007/04/28 02:37

[101004] 心のアルバム
詩人:アイ [投票][編集]

ぐちゃぐちゃにしたって
シュレッダーにかけたって
燃やしたって
無くならない

わずかな匂いにも敏感に反応して
犬のように記憶を探れば
あの日にたどり着く

そこに居るのは幼い日の自分
ここに居るのは大きくなった自分

だけど同じように笑ってる
無邪気な顔がガラスに映って照れ笑い

またこんな今にたどり着く
しわくちゃになった未来の自分を思い浮かべて
変わらない笑顔でまた会おうって

過去と未来にさよならして
今を笑顔で歩いてる

2007/04/28 04:06

[101006] 偽善戯
詩人:高級スプーン [投票][編集]

しばらくして
あなたと私
やっぱりね
終わりがきたの
けれど
最後まで
貫き通したものは

やさしい手つき
指、舌づかい
ぬくもりのある声で
この胸を
背中をなでる
熱い吐息ね
興奮してる

それで
安心させたつもりなの
ホントは
挿れたいだけなんでしょ
なんて言ったら
どんな言い訳
するのかな

あなたと私
本音を報せない仲で
心を見せない
お互い偽善者
「大好きなんだ」
「愛してる」
どんな甘いささやきも
「ありがとう」
「私も愛してる」
笑顔で返すの

生まれた時から
身につけていたの?
ヨロイを着たまま
気持ち良くなる術を
それならそうと
早くイッてよ
うまくイかないわ

恋愛したフリ
何人と別れ
何人と付き合ったか
数じゃないし
深さじゃないの
不快感と罪悪感が
少しでも
薄まる関係が好き
それは
レプリカだったけど
私たちには
ちょうどいい

そのはずだった
という
嘘だけが残った

2007/04/28 08:52

[101007] 『しっかりと...』
詩人:華森 愛瑛 [投票][編集]

しっかりと...
私を捕まえてて....

しっかりと...
私だけ見つめていて...

そうしないと私の気持ち...
どっかにいっちゃうよぉ

ずっとずっと
貴方の側にいたいから
しっかりと...
私を愛していて...

2007/04/28 10:00

[101008] ほんわかあったか
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

どうしてこんな感情に
なるんだろう?

本当あったかいんだ
ほんわかとゆっくりと
温まって来て
気持ち穏やかに
なって来て

勝手かもしれない
だけどその穏やかな
あなたの心の
そばにいたい

あなたが心の
そばにいないと
凄く苦しい

呼吸するのも苦しい
やる気すら起こらない

あなたがあったかくて
私は大好き

大好きで大好きで
仕方ない

By 小さな貝がら

2007/05/12 17:33

[101010] 
詩人:EASY [投票][編集]

音符なんか関係ない
やり方なんてどうでもいい
リズムなんて好き勝手
思ったようにすればいい

心の中を叫ぶんだ

2007/04/28 13:35

[101012] 強く 泣け
詩人:アイ [投票][編集]

強さを下さい
涙を見せない強さを下さい

だけど

強さに負けない
涙を流したい

2007/04/28 13:48

[101013] life&life
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


忙しさを言い訳にして
今日も日が暮れて
溜息ばかりの一日が幕を閉じる
忙しいだけで過ぎていく日々
気づけば今日が終わっていた
涙を零したよ
life&life
続いていく生活の波
時々荒みながら
続いていく僕の毎日
life&life
いつも
同じ夕陽を眺めている
この窓から
そして涙を零す
いつも いつも
僕は涙を零す
同じ夕陽を眺めながら。

2007/04/28 13:53

[101015] 目覚めの朝
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


夜が明ける
町を照らす朝陽
窓の外
昨日の雨もすっかり止んで
朝露に濡れた車のバンパーに虹が一つ
顔を洗いに洗面台に
鏡に中に映るやつれた顔は
君のよく知る僕だ
大きな口であくびをするのは
君がよく知る僕だ

あぁ
目が覚めて 僕は
何かを知る
夜明けが来て 僕は
何かを見る
あぁ

それはとても
鮮やかな色で僕の世界を塗りつぶす
そこにある明日に
そこにある未来に
手を伸ばして
ギュッと掴んで
ギュッと離さずに
ずっと ずっと
追いかけようか
二人で 二人で
追いかけようか
覚めない夢の中で

永遠を探していた
幼かったあの頃
傷つくことなど
知らなかったあの頃
雨の冷たさも
独りの淋しさも
知らなかったあの頃
僕は今、
感じてる この胸に
君を今、
感じてる この胸で
それは紛れもない
愛の証
それは僕が想うに
大人の証

僕は今 確かに今
此処にいて
そして
生きている
君を今 確かに今
愛しながら
僕も同じに
愛されながら

目覚めの朝を感じてる
今この時を感じてる
同じ世界の空の下
鮮やかな朝陽の光
僕らを包み込むように
同じ気持ちを胸に
新しい今日の始まり
僕らを呼び起こすように
心に風を運び込む
心に愛を 心に季節を
運んできたよ
心地よい目覚めと共に。

2007/04/28 14:49
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