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過去ログ:

[106000] じぃちゃん
詩人:遙香 [投票][編集]

夜に目が覚めて部屋出たらね、じぃちゃんがタバコ吸ってたの。
仕事が早い時間からなんだって。
『もう行っちゃうんだ、いってらっしゃい』


次に会ったときのじぃちゃんは、綺麗なお花に囲まれてたんだよ。
白い服を着て木の箱に入って寝てたんだよ。

『じぃちゃん、遊ぼ!』
仕事お休みなんてしばらく振りだからいっぱい遊んでもらうんだ!

そしたらお母さんがね、『じぃちゃん、疲れちゃったんだって。ゆっくり、寝かせてあげようね。』って言って泣いたの。

なんでか分からなかったけど、僕も泣きそうになったよ。

だからじぃちゃんの顔を見てから、お父さんに抱っこしてもらって寝たんだ。

起きたらじぃちゃんは居なかったよ。
ばぁちゃんは『いっつも近くに居るから大丈夫よ』って言ってたけどね。

2007/07/25 01:37

[106001] 気付く力
詩人:郵便屋 [投票][編集]



いろんなものを


“気付く力”を


持ちたい


例えば


人の優しさ


空の青さ


日差しの暖かさ


ご飯のおいしさ


雨のありがたさ


そんな


当たり前の大切さを


気付く力


いろんなものに


気付く力を持っていたら


一人、一人


その力を持っていたら


世界も少し


変わるような気がする


2007/07/25 01:57

[106002] Look for...
詩人:遙香 [投票][編集]

たとえばLook for...
今を
未来を
真実を
大切な何かを

それをLook for...
家族と
友達と
恋人と
知らない人と


Look for...=...を見つける
一人じゃ見つからないものもある

2007/07/25 01:58

[106003] カンナ
詩人:番人 [投票][編集]

壊れた愛を拾い上げて

これから何処に行けばいいんだろう

いつか

助手席で笑う君の中に

通り過ぎる

誰かを重ねて

どこまで行こう孤独なまま

もう癒せない愛だけを乗せて

そっと独り

眠る夜は

ただ夢の中

会いたくなる

2007/07/25 02:01

[106004] 終着駅
詩人:じぇん [投票][編集]

ネガティブってわけじゃないけど、俺じゃ君が不幸になると感じた。

だから

ちょっとだけポジティブにその電車に乗るよ。


君が乗る電車は反対側



辛い事を言う事が何より辛い



君にこんな思いはさせたくないから



この電車に乗るよ

2007/07/25 05:14

[106005] 朝陽
詩人:璃星 [投票][編集]

重なった脱力感と

閉じかけた瞼の間に射し込む


あの朝陽がすきだった

2007/07/25 05:36

[106007] 風を待つ、夕凪の
詩人:フィリップ [投票][編集]

数え切れない程
たくさんのソネットを
抱え込んでる、少年

君すがら
僕は側を通り抜けた


片側二車線の
車両通行体を越えると
その向こうも片側二車線

雨が降って初めて
色の出る、無愛想なコンクリート


飛んで行く風船は
風と一緒に空を漂い
やがて消えていった

忘却という次元があるのなら、そこに行きたかったのかも知れない


風を待つ、夕凪の
あの、揺らめく交差点の
右と左で
いつかの君の
しぶきのような息づかいが聴こえる

右と左では
どちらが美しいのだろう


過ぎていく夜行列車に
思い出を乗せて
レールを辿る

レールは、真っ直ぐだったろうか

2007/07/25 14:22

[106008] 
詩人:青空 [投票][編集]





 弱虫な僕はいつも

 君を追いつめるだけ

 もう嫌なんだ

 これ以上失うのが

 怖い。

 昨日のことは

 ぜんぶウソって

 笑ってまた

 笑ってよ

 部屋を出ていく

 君が離れていく



 云いそびれたよ

 謝るのは俺の方だった

2007/07/25 09:34

[106009] 『記録…』
詩人:亜希良 [投票][編集]

貴方達が居るから
どんな時も
乗り越えて行ける

貴方達が居るから
毎日笑顔でいられる

貴方達が毎日生きて
貴方達が毎日残す記録が ママの宝物
そして…ママの支え…

他の何よりも
かけがえの無い物だから

貴方達が居ないと
残らない記録…

これからも
ずっと…ずっと…
ママの支えで
居てください…

2007/07/25 09:43

[106010] 自分への攻撃
詩人:愛羽遥人 [投票][編集]

雨の中 夜の街を歩く
傘も差さず ただ歩く

どうしようもない自分への怒り
少しでも抑えるために 雨に打たれる

雨が止む頃 明るくなり
心は晴れていた

2007/07/25 10:33
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