過去ログ
〜 過去ログ(No.115000-115999)を10件ずつ表示しています 〜
[115001] 一千夜〜いっせんや〜
一千夜の夜
悲しみが込み上げてくる
いつか君がくれた
ぬくもりが砂の如く崩れた
寂しい夜には
いつかの君を思い出す…
一千夜…
また眠りにつこう…
2007/11/18 18:00
[115002] 忘れたまま
無造作に
置き散らかした
どうでもいい
みたいに
抜き取ったから
抜き取れなかった
モノを
…そのままにして…
2007/11/18 18:06
[115003] 下り坂
海と空との境界線
ひときは赤い
一筋の雲
月がこっそり
覗いている
僕は見下ろして
足を緩めて進むんだ
その下まで行って
見上げるんだ
坂を下りていくみたいに
2007/11/18 18:38
[115005] 今日の自分
昨日の自分は今日の自分
いくら自分を変えようとしても
次の日に変わるほど人間は高性能じゃない
今日の自分は明日自分
今日少しだけあなたを思ったなら
明日の自分もあなたを思っているだろう
何年先まであなたを思っていられるかな?
そう考える自分が今いるならば明日の自分もそう考えている
そう考える自分を恨む
明日も自分を恨む
2007/11/18 18:54
[115006] 大人になった
周りの恋人達を見て
羨ましく思った
たぶん嫌悪感もあっただろう
あるときコンビニから出てくるカップルがいた
僕はドアを開けて店に入った
そのあと彼らが出るときにドアを押さえてあげた
なんか1つ大人になった気がした
2007/11/18 19:07
[115008] 独りぼっち
どれだけ美味しいものを食べても
どれだけ好きな服を買っても
どれだけくつろげる部屋にしても
それを共有できる『人』がいないと
幸せじゃないよね
2007/11/18 19:11
[115009] やさしさなんて
やさしさなんて
あてにならない
やさしい言葉なんて
あてにならない
やさしさは
ときどき人を駄目にする
冷たい態度ほど
勇気を奮い立たせる
嫌われたくないから
ご機嫌伺って顔色を見て
目先の倖せを求めてる
哀しい茜色の空に背を向けて
誰かの名を呼び続ければ
いつわりの日々はなんてやさしい
2007/11/18 19:25
[115012] ひとり
街では毎日のように出会いや別れが繰り返され
似たようなラブソングが街を包む
あのカップルはいつ別れるのだろう
仲良く手を繋ぐカップルはどれも同じに見える
そんなこと思いながらひとりで街を歩く
2007/11/18 19:58
[115014] 堕天使
無数の傷跡
灰色の堕天使
冷たい微笑み
悲しみの堕天使
荒廃した大地
崩壊した街
夜の中 僕らはさ迷い続ける
僕らは堕天使だ
翼をもがれてこの地に堕とされた
嗚呼…神よ
あなたが僕らの父であるなら
何故この地には愛されない者がいるのでしょうか…
僕らは堕天使だ
冷たい雨に打たれて
ただ微笑んでいる
僕らは堕天使
翼はもがれ その色は白色から黒の闇色だった
だからね…もう帰れない…
2007/11/18 20:25
[115016] ひとつ
君のために何が出来るだろう?
僕のこの手で何が出来るだろう?
この手には何もないけれど
君を抱きしめることは出来る
僕は何も持っていないけれど
君を愛おしむ事は出来る
一人の夜は淋しいから
君のぬくもりが消えてしまう
そんな夜には
触れない指先を伸ばして
君に触れるよ…
ひとつ 君に触れた影法師
あたたかいねってマフラーをまいてあげる
僕に何が出来るだろう?
君のために何が出来るだろう?
大切な君のため…
ひとつ
心を重ねたい…
2007/11/18 20:33
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